PMS時のイライラ、落ち込み、自分が嫌になってしまうこと・・
この時期には、体や心に何かしらの不調が現れることがあります。

なんとなく不調が続いていて、病院へ行っても、これだ!という原因もなく、PMSだと診断されても、婦人科でピルなどの薬を服用することをためらっている方におすすめなのが、漢方です。

そもそも漢方とは?

日本では漢方が身近にあることって少ないんじゃないかと思います。
幼い頃から、病院へ行けば、普通に西洋医学の知識が使われていますし、東洋医学に触れることは自分が進んで触れようと思わなければ、一生触れることがないかもしれないですよね。

病院へ言った時、例えば、「頭痛がするんです」となると、「頭痛薬を出しますので、様子をみてください」など、その部分への対処法といった流れになっていくかと思います。

漢方の場合は、部分ではなく、その人をトータルで判断していきます。
今どのような状態にあるのかということを診て、その人に合った治療方法に導いてくれるのです。

漢方内科を知っていますか?

私も友人から聞くまで、漢方内科という科があることを知りませんでした。
30代に入り、仕事やプライベートでのストレスが溜まるようになり、その頃からPMSがひどくなっていき、友人に相談したところ女医さんのいる漢方内科を紹介してくれました。

正直、漢方の予備知識など何もなく、なんとなく行ってみたのですが、今までの不調の原因をたくさん知ることができました。
30代前半はまだ、無理もききますし、自分の体のことをちゃんと知ろうともしていなかったので、漢方内科の先生に出会えて、本当によかったなと思っています。

今となっては当たり前のことなんですが、「体を冷やさない」ということや「血流やリンパの流れを良くする」ということ。 「白湯を飲む習慣を身につけるといいよ」ということ。

それから、冷えとり靴下腹巻をしたり、首、手首、足首を冷やさないようにしたり、自分の中での意識が変わりました。 食べるものも、陰と陽。 体を冷やすもの、温めるものと、気にするようになりました。

診察ですが、先生は、私が扉を開けてどんな姿勢で、どんな表情で入ってきたかもしっかり見ていたと思います。
椅子に座り、顔色や舌の状態のチェック、聞診というものもあるそうで、声の大きさや話し方、トーン、呼吸、体臭や口臭でも判断材料になるそうです。
確かに、先生に「のどに何かつまっているような感じがするわ」「声がお腹からでてない」などと指摘されました。

そして、診察台に横になり、お腹を触ったり押したり、脈をみたりします。
「脈が弱い」とも言われました。

また、椅子に座り問診。 自分の家族のこと、体のこと(月経、基礎体温、今までにかかった病気についてなど)、今現状の仕事のことやプライベートなことまで、 よほど、私が弱って見えたのか(弱ってましたけど・・)涙目になりながら、先生自身のことにも触れつつ、本当に親身になって私の話しを聞いてくれました。

その結果を踏まえて、漢方薬の処方やこれからの治療法をどうするかということを決めていくという感じでした。

私の場合は、話しを聞いてもらえただけでも、気持ちが軽くなって、根本的なところからの治療でその後、イライラも軽減しました。 この病院を紹介してくれた友人にも感謝してもしきれないほどです。 とてもいい先生に出会うことができました。

今はいろんなクリニックができていますので、友人の紹介やインターネットで調べ、自分の目で確かめながら、漢方内科の先生に限らず、婦人科、心療内科など、自分がつらい時に頼れるかかりつけを作っておくのは大切なことだと思います。

先生やカウンセラーの方との相性は大切なので、「なんだか話しにくいなぁ・・」とか「真剣に話しを聞いてくれてるの?」など、少しでも不審に思うことがあれば、担当を変えるなり、病院を変えるなりした方がいいかと思います。

豆知識1 漢方薬の役割って?

漢方薬は、植物、動物、鉱物などの生薬を調合したものを言います。 体全体のバランスを整えていくことで、自身の自然治癒力を高めていき、不調を改善していくというわけです。

飲み方は、食前または食間に白湯で飲むのがいいでしょう。 先生にすすめられたのは、漢方薬を白湯に溶いて飲む飲み方でした。 個人差はありますが、2週間ほど様子をみながら、続けましょう。 薬の相性などによって、効き目が変わってくることもあるようです。

豆知識2 どんな漢方薬があるの?

PMSの症状はさまざまです。 その人、その人に合ったものを処方するわけですが、代表的な漢方薬をご紹介します。

●加味逍遙散(かみしょうようさん) 肩こりイライラ落ち込み疲れやすいという症状の方に効果が見込めます。 血流の滞りも改善!

●抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ) こちらの漢方薬は精神を安定させる効果がありますので、イライラ落ち込み眠気に最適です。

●桃核承気湯(とうかくじょうきとう) ほてりのぼせを感じる方や便秘がちの方におすすめです。 血行を促進の効果も!

漢方薬の副作用はあるの?

どんな薬でも、副作用はつきものです。 イメージ的に、西洋薬に比べたら、漢方薬の方が副作用が少ないように思われますが、自分の症状に合わないものを飲んだりした場合などに副作用がでるようです。

副作用とは違いますが、漢方薬を飲み続けて、症状が改善されていく途中に突然、何やら体調が優れなくなる時がくると思います。 それを「好転反応」といいます。 良い方向へ行く時に出る症状なのですが、副作用なのかどうなのか自分では判断しにくいことだと思いますので、そういった場合は、専門医に相談しましょう!

薬局でも漢方薬は購入できたりもするのですが、上記にもありますが、症状に対して違う漢方薬でアプローチすることで、副作用がでることもありますので、専門医の診療を受けた後で処方してもらうことをおすすめします。

費用はどれくらい?

漢方薬の費用は高いのではないか?という印象がありますが、私の場合は保険が効いて、薬の種類は顆粒で2種類、2週間くらいで3000円弱でした。

ちなみに、漢方専門の薬局で処方してもらうと、月に数万円かかることもあるようです。 質の良い漢方薬を服用しようとするとやっぱり高額になりますね。 効き目もその分ありそうですが!

やはり、個人差というものがありますので、これは効かないとかこれは効くということも出てきます。 まずは、最初に行った病院などで処方された漢方を飲んでみて、これは効き目がないと感じたなら、専門医や漢方専門の薬局で話しを聞いてみるのも手なのではないでしょうか。